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時間は意識的にコントロールできるかもしれない

この夏、群馬に行ったり福島に行ったりと
のんびりした時間が多かったのだけれど
遠出するとよく「時間の流れ方が違う」感じに出会う。
で思ったのはこの感覚っていったい何だろう、という疑問。

一般的には時間は一定に流れ全ての人が同じ瞬間を共有している
と考えられているけれど主観的にはそうではない。
自分の状態によって同じ1秒、同じ1時間でも感じ方が違う。


最近の「時間の流れが違う」のんびり場面で共通して感じたのは
やるべきことが特にない状況だったこと。
良い具合に退屈さを味わえる時に
のんびりした時間の流れ方を感じるのかもしれない。



逆に考えてみると

やるべきことを無くしさえすれば
あるいはやるべきことがあったとしても
追われる気持ちを一時的に無視できてしまえば
どんな時でものんびり過ごせるんじゃないかと。
そしてのんびりした気持ちになることで無駄な力がぬけて
やるべきことをこなす能率もかなり上がるんじゃないかと。

意識的に時間の流れをコントロールすることで
心的ストレスを減らし効率もあげる。
そんな夢のようなことができるかもしれない
というのが今思い付いた妄想。

まあ、理屈だと簡単にできそうなのだけれど
実際に方法を見つけるのはなかなか容易じゃない。

でも考えてみたら

仕事が忙しくなって追い付かない時に
やらないことを言い訳するのに自分がよく使う言葉
「死にゃしない」という台詞もある意味では
時間をコントロールする方法の一つと言えなくもない。
生死に関わる重要な決断以外は特に
「やるべきこと」としてカウントしないという変化球的なやり方。
そんな方法でも心のどこかに「のんびり」が生まれて
結果的に効率が上がるのであればそれが効果と言える。



と、
仕事もプライベートもてんやわんやな状況で
時間のコントロールについての考え事に
結構な時間を費やしてしまった。

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会議でぐったり

仕事で長時間の会議。
ぐったりと疲れて帰ってくる。

今日の会議で得た仮説は
「会議を長引かせる人はたいがい正義感と責任感の強い人である」
というもの。

そしてそれは相当な確率で「仕事の効率が悪い人」と同一である。
責任感の強い人に限って
「自分が正しいと認めない結論には責任を取らない」という「こだわり派」が多い。
仕事を始める前に責任分担をしたがるのでなかなか仕事に取りかかれない。
責任感ゆえに自らの責任の範囲を極端に狭めておきたがる。
さらには問題が起きた時に他人を叱責する。

責任の取れる範囲が極端に狭い人の事を一般的には「子供」とよぶ。
自分はどちらかと言えば責任感の希薄な人間である。しかし
問題が起きた時に「ごめんなさい」と謝る覚悟ができている点において
自分は彼らよりいくぶんか「大人」である。



そもそも会議とは
自分の意見の正しさを主張する場でもなければ
正しい結論を出すための場でもない。
会議とはネゴシエーションの場である。
もっと極端に言えば会議とは不利益の調整をする場である。


参加者の全員が納得する「正しい」結論というものは存在しない。
「これくらいの不利益までなら妥協できます」
「ごめんなさいと謝る範囲をここまで広げられます」
という提示を繰り返すことでしか会議を終わらせる方法はない。
「ごめんなさい」を言いたくない人には会議はできない。


世の中にはボーダーを明確にしない方が事がスムーズに運んで
全体としてのパフォーマンスが上がる、という場合がたくさんある。

正義とか責任とか生死とか性とか…


もっと曖昧にしておいて、問題が起きた時にごめんなさいを言えばいいのに。
謝る覚悟もしないで会議を長引かせる人がいて困ったもんだ。

…と他人を叱責するのは子供のやる事なので。

今日の会議を長引かせたのは自分です。ごめんなさい。
と言うしかないかな。

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選挙考

選挙が近いせいか某ラジオ局で一週間にわたって特集番組が組まれている。
日によってテーマがかわるのだけれど、今日のテーマはメディアリテラシー。
「結局のところメディアって誰かの視点で作られているんだから
まともな人間だったら何割引きかで聞くもんだよね」ってのがメディアリテラシー。
アメリカ大統領選の際にオバマさんに対しての
根拠のないバッシングがあったことを取り上げていたのだけれど。

何割引かで聞くもんだよねって番組をラジオで流しているんだから奇妙な感じ。
で、なぜかまじめな番組になればなるほど
「何割引かできくもんだよね」が「何割引かで聞かねばならない」になってしまう。
当の番組が何割引かで聞かれることにまでは想像が届かないのが不思議である。

ちなみに数日前のテーマは投票率。
これまた投票率の低さを取り上げて
「このまま投票率の低さを放っておくわけにはいきません」との主張。

何だかこの「ねばならない」とか「わけにはいかない」とかが
どうも気持ち悪くて、聞いているだけで居心地が悪い。

投票率って低いといけないのかな。
それがいまいちよく分からない。
誰が政治のトップに立っても致命的な失政を招かないってのは
高度に安定した社会であることの結果なんじゃないかと。

誰が首相になるかで明日から飯が食えなくなるかもしれないような
不安定な政情であるがゆえに国民がこぞって投票にに行かざるを得ない国より
首相が突然仕事を投げ出して政治的な空白ができても
クーデターも起こらないし経済的破綻もきたさないがゆえに
国民の半数が投票に行かないでも済む国の方が
はるかに幸せに暮らしていけそうな気がする。


と、そんなことを言っていると
「若者の政治離れをなんとかせねばならぬ」
などと言われてしまうのかもしれない。

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炊きたてのご飯を朝食に

朝、会社にむかおうと家を出たところで
ふと炊きたてのご飯の匂いがした。

…ような気がした。
実際には匂いなんてしなかったのかもしれない。
駅まで歩く間にご飯のイメージが湧いてきて
いちど想像してしまったらもう止められなかった。

粒の立ったツヤのあるお米が
陶器の茶碗に盛られて湯気をたてている。
まだ昇りきらない太陽が縁側に柔らかい影を落としていて。
(安アパートには縁側なんてないけど。妄想だから)
よく出汁のきいた味噌汁には大根と油揚げ。
香りにミョウガを散らして。
皮がカリッとするまで焼いた薄味の塩シャケを一切れ。

電車に揺られながら
「最近まともな朝ご飯を食べてないなぁ」なんて考えていたら
朝食も食べないで満員電車で会社にいくのが
ひどく間違った事のように思えてきて。

おりるべき駅を通過してそのまま東京駅へ。
米どころ新潟までの新幹線の切符を買って
ぼんやりと外を眺めながら1時間半後には新潟に。








という出だしの物語がふと頭に浮かんできた。
そのうちに小説かマンガにでもしようかと。

それにしてもこんなストーリーを思い付くなんて
仕事に疲れているのかな。

夏の暑さでバテないようにトマトとキャベツの酢漬けを頬張りつつ
こんなことをブログに書いている自分は
明日もまたいつも通りに会社に行くだろうと確信するのである。

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失はるるは美しき

メンバーの不在を欠落として感じる人を家族と呼ぶ、
というのが最近みつけた家族についての文章。
なかなか面白い説ではある。
その是非はひとまず別にして
失われる可能性のあるものだから美しく大切に感じ
惹かれるのだという考え方には少なからず共感するものがある。

人は散らない桜の下で花見をしない。
人は割れないグラスを大切には扱わない。
人は失わる可能性のない恋にのめり込まない。

失恋を引きずるのは
字のごとく「失った恋」に惹かれるからである。
失ったと感じているからこそ美しく見え続け惹かれ続ける。
そして同時に美しく見えるからこそ
失ったという感触はより強まっていく。
「諦められない」のは関係が継続しているからではなく
関係が失われてしまったと無意識に認識しているからである。
逆説的だけれども。

だからといって
失った痛みを通じて大切さを確認するのが
必ずしもよいとは限らないと、そんな気もする。

ただ
失ったものにばかり焦点を合わせて生きていくのは
あまり幸せであるようには思えない。
失ったことを引きずらないためにはそれを
別のかたちで継続する以外にない。
「失われた」を「続いている」にすり替えるしかない。

死者は「死者」として儀礼的に扱う事でしか弔えない。
死者を「失われた生者」と捉えているうちは
残された生者を祟ったり呪ったりし続ける。
死者に呪われないために死者を死者として丁重に扱う。
人類が太古からしてきたことである。
というか死者を死者として扱う事ができたことで
人類は人類になったのである。


別のかたちで継続していく能力。
失ったはずの何か、存在しないはずの何かを
別のかたちで存在すると認識できる能力。

自分を騙すかのようなアクロバティックな知性によって
人は幸せでいられるのかもしれない。

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